物語
警視庁地下のとある一室。

大きな事件もないせいか警部補の主人公は警部の犬童蘭子
巡査部長の小暮宗一郎とともに、暇をもてあましていた。

そんな折、主人公の携帯電話に一通のメールが届いた。

連続殺人犯を目撃した――
 このメールを受け取ったら、電話番号を書いて返信してほしい」

あからさまに怪しいチェーンメール

刑事としての正義感からか、はたまた、ただの好奇心からか、 主人公はチェーンメールに応える。
犬童や小暮は、そんな主人公の行動に驚く。

しかし、その後、主人公のもとにメールの差出人という女性から、
電話連絡が入った。
女性はメールに書いたとおり、連続殺人犯の名前を知っているという。
半信半疑の主人公。
それでも女性は、その名前を出した。

「はっとりえりさ」

それが、恐怖の事件の幕開けだった……
登場人物
風海 純也かざみじゅんや
この物語の主人公
警視庁捜査一課に所属する新米刑事。階級は警部補。
初めて担当した事件で日常に潜む闇の部分に触れたことをきっかけに、その後も怪異事件に遭遇することになる。のちに警察史編纂室に配属。

※国家公務員第1種試験の合格者は警部補からのスタート。いわゆるキャリア組。
※名前変更可能
小暮 宗一郎こぐれそういちろう
乾署の刑事。階級は巡査部長。
風海純也が担当する最初の事件でパートナーを組むことに。
ベテラン刑事の風貌を持つが、まだ27歳の独身。
柔道三段、剣道三段、空手二段の熱血漢。
見かけによらず血や怪談話が苦手
のちに風海純也とともに警察史編纂室に配属。
犬童 蘭子いんどうらんこ
警察史編纂室のヌシ。大阪弁。
階級は警部で編纂室に配属された風海純也たちの上司。
TVを観ているか、公営ギャンブルに勤しむ毎日でほとんど
仕事をしている姿を見かけない
しかし時折、意外な博識を披露する謎の多い人物。
霧崎 水明きりさきすいめい
民俗学者。都内の三流大学で講師を務めている。
中学生時代に両親を事故で失い、父親の親友だった風海純也の父に引き取られる。
風海純也にとっては兄のような存在。
オカルト好きで周囲からは変人呼ばわりされることも多いが、
怪異事件における彼の知識は非常に頼りになる。
長年追いかけている事件があるようだが……。
式部 人見しきぶひとみ
大学の助教授として教鞭を取る一方で監察医を務める
法医学のプロフェッショナル。
霧崎とは大学時代からの友人。
霧崎とは対照的にオカルト否定派
どんな怪異事件を目の前にしても、信念を変えず、科学的に
分析する。
過去にオカルトにまつわる事件に巻き込まれたようだが、
本人の口は重く、語ろうとはしない。
間宮まみや ゆうか
霧崎が講師を務める大学の生徒。
自称『オカルト専門ジャーナリスト』
ある事件をきっかけに超常現象に興味を持つようになる。
霊感は0だが、怪異を追う情熱と行動力は
目を見張るものがある。
霧崎を師と仰ぎ尊敬しているが、霧崎のほうは少々辟易している様子も。
進行方法
推理ロジック

推理ロジックは謎解きの楽しさを追求して生まれた本作オリジナルシステムです。
ストーリーを進行していると、色が他のものと違うテキストが混ざって出てきます。
これが「キーワード」になります。
これらのキーワードを発見し、収集することで、各話に発生する『推理ロジック』モードで利用できるようになります。
事件は、推理ロジックによって、大きく分岐していきます。

Self-question
(セルフ・クエスチョン)

Self-question(セルフ-クエスチョン)は物語の合間に入る自問自答のことです。
ここでは、複雑化していく事件を再度整理し、今後の行動の指針を決めることになります。
また、プレイの評価をされる大事な場面でもあります。

カリッジ・ポイント

選択肢には決定するのに『カリッジ』と呼ばれるポイントが必要な場合があり(まったくカリッジを必要としない選択肢もあります)、プレイヤーの持つカリッジ・ポイントの残数が選択肢を選ぶのに必要な数値を下回っていた場合は選択することができません。

※Courage カリッジ
【(危険・苦難・不幸にあっても恐れず不安を抑えることのできる)勇気、度胸】

データベース

ゲーム中には、都市伝説や怪談はもちろん、心理学、民俗学、法律など様々な単語が登場します。
これらの単語は『FOAFファイル』というファイルに記録されていきます。
記録されたファイルは、ゲーム中、いつでも閲覧することができます。
また、データベースでは、それぞれの単語の本編では語られない詳細情報を確認することができるほかに、収集率が隠しシナリオのオープン条件になっていたりします。

製品情報

タイトル:流行り神 警視庁怪異事件ファイル
ジャンル:都市伝説推理アドベンチャー


CERO: