PS Vita版 【7点】 夏にピッタリのオドロオドロしい展開は、納涼感たっぷり。 ストーリーの道筋をひと目で見られるうえにジャンプ可能な分岐ツリーは、とても便利。 新システムの“ライアーズアート”は、意外な展開で先が読めない楽しさはあるが、ときどき、強引な選択肢が出て、総当たりになる場面も。 ツツミ・デラックス 【8点】 最初のストーリーを終えるまでは、分岐による変化があまりないように感じるが、新たなストーリーの出現後に、大きく異なる展開が見られるのがおもしろい。 “ライアーズアート”は、緊張感のあるやり取りを味わえるが、時間制限が短く、初見でいい選択をするのはちょっと難しい。 ジゴロ☆芦田 【8点】 狂気や悪霊など、オカルト好きにはたまらない。 ムダのない文章でつぎつぎと事件が発生するので、読み進めやすい。 “ライアーズアート”は、容疑者の心象に関わるので緊張感があるが、選択が単語のみでどんな発言をするかが予想しにくいうえに、選択時間が短く、やや運任せの感も。 モリガン長田 【8点】 “ライアーズアート”による会話の攻防が、シリーズ作品特有の“物語がどう転がっていくか読めない緊張感”を高めています。 単に恐怖やホラー表現だけではなく、濃いキャラが多数登場する読み物としての魅力も十分です。 分岐ツリーやショートカット機能によるシーン移動操作も快適。 戸塚伎一 PS3版 【7点】 進行と分岐をいつでも確認できて、その場面に戻れる分岐ツリーは、とても使いやすくてストレスフリー。 お化け屋敷というよりも、心理的に締めつけられるようなホラーテイストは、安定のクオリティーです。 シーンによって、イラストのばらつきが散見されるのはやや残念なところ。 ツツミ・デラックス 【8点】 物語ごとに、多彩なジャンルのホラー要素が入っているのがいい。 分岐ツリーで、ルートの把握とシーン選択ができるのは重宝する。 “カリッジポイント”を使う選択肢があるのはいいアクセント。 動きの少ない絵やボイスがないなど、最近のアドベンチャーとしては、演出面は控えめ。 ジゴロ☆芦田 【8点】 不気味なグラフィックと演出で、ホラーな雰囲気はバッチリ。 ストーリーごとにテーマがガラッと変わるので、興味深く何度もチャレンジできます。 分岐ツリーのおかげで攻略やリトライがしやすいのも高評価。 データベースは、各分野での専門的な単語ばかりで読み集めるのが楽しい。 モリガン長田 【8点】 どのシナリオも、本能の部分にプレッシャーをかけてくるテキストというか……抗えない怖さに怯えつつも、先が気になってプレイしてしまう魅力があるね。 推理ロジックや“ライアーズアート”などは、好き嫌いが出そうな気もするが、話のおもしろさという根本はしっかりしている印象。 ブンブン丸